海外勢の日本株買い、1兆円超に回復 | 2026年10月29日 / 財務省 / 対外及び対内証券売買契約等の状況(週間)

本記事は「NFC Market Live」の自動解析システムによって最速で作成されたマクロ経済レポートです。(Update: 2026-10-29 09:04)

対外証券投資の最新分析。📊 財務省が10月29日に公表した週間の対外・対内証券売買状況(10/18-24週)を解説します。 📈 海外勢の日本株は+11,809億円の買い越し。直近4週の累計は約6.9兆円の買い越しで、9月の売り越し局面から様変わりしました。 📉 一方、海外勢の日本中長期債買いは+433億円と、前週…

目次

サマリー:海外勢の日本株買いが1兆1,809億円に

対外証券投資 - サマリー:海外勢の日本株買いが1兆1,809億円に

この統計が測るもの

財務省が毎週公表する「対外及び対内証券売買契約等の状況」は、日本の居住者が外国の株・債券をどれだけ売買したか(対外)と、海外投資家が日本の株・債券をどれだけ売買したか(対内)を、週ごとのネット(買い越し=プラス、売り越し=マイナス)で集計したものです。月次の国際収支統計より早く、国境を越える資金の動きを確認できる点が注目されます。

今週(10/18-10/24)と前週の比較(億円)

区分 今週 前週(改定後)
海外勢 日本株 +11,809 -675
海外勢 日本中長期債 +433 +14,543
海外勢 日本短期債 -11,817 -22,366
日本勢 外国株 +2,881 +1,283
日本勢 外国中長期債 -926 -1,605
日本勢 外国短期債 +2,353 -1,369

ドル円(参考レート)は156.87円で、前週の158.00円から1.13円低い水準です。

見落としやすい点

  • 数値は後から小幅に改定されます。 10月22日公表時点で、前週分は海外勢の日本株が-665億円、日本中長期債が+14,542億円でしたが、今回の推移表では-675億円、+14,543億円となっています。
  • 短期債は振れが大きい項目です。 海外勢の日本短期債は過去1年で-44,514億円から+35,949億円まで動いており、1週の数字で方向は決めにくい項目です。
  • 日本勢の外国株は小幅な買い越しです。 直近4週の合計は+9,849億円で、海外勢の日本株フローと比べると規模は小さめです。

単週のデータは振れやすく、複数週の推移とあわせて読むのが基本です。

深掘り1:海外勢の日本株フローは9月の売りから反転

深掘り1:海外勢の日本株フローは9月の売りから反転

直近12週の海外勢・日本株フロー

画面のグラフは8月2日週以降の推移です。過去1年の文脈で見ると、次の点が目を引きます。

  • 9/13-9/19週の-49,425億円は、過去1年で最大の売り越し(次いで3/22-3/28週の-44,481億円)。
  • 9/27-10/3週の+21,997億円と10/4-10/10週の+35,455億円は、いずれも過去1年の上位5位に入る買い越し(最大は4/5-4/11週の+39,413億円)。
  • 今週の+11,809億円は、これらと比べると中程度の規模。

春にも似た局面があった

3/22-3/28週に-44,481億円と大きく売り越した後、3/29-4/4週から5/17-5/23週まで8週連続で買い越しに転じています。今回も大幅な売り越しの後に買いが戻る形ですが、春の買いが5月下旬に途切れたように、買いの持続性は個別の週のデータだけでは判断できません。

強気・慎重、二つの読み方

  • 前向きな見方: 直近4週で3回の買い越し、累計+68,586億円と、9月の売り越し局面(8/30-9/26の4週累計-61,275億円)から明確に反転している。
  • 慎重な見方: 10/11-10/17週は-675億円の売り越しで、買いは一方向ではない。財務省の資料は売買の理由を示しておらず、因果は推測の域を出ない。

次の確認ポイント

次回以降の週次データで、買い越しが数週間続くか(春は8週連続)、単発で終わるかが、今回の動きの性格を測る材料になります。

深掘り2:債券は海外買いが減速、日本勢の外債売りも縮小

深掘り2:債券は海外買いが減速、日本勢の外債売りも縮小

債券フローの詳細

海外勢の日本中長期債(億円)

週 9/27-10/3 10/4-10/10 10/11-10/17 10/18-10/24
ネット買い +6,081 +10,802 +14,543 +433

4週連続の買い越しで累計は+31,859億円。ただし直近週は前週の約3%の規模まで縮小しました。

日本勢の外国中長期債(億円)

9/13-9/19週の-19,049億円から、-6,823、-3,447、-3,399、-1,605、-926と6週連続で売り越しが続きつつ、幅は週ごとに縮小しています。6週の合計は-35,249億円です。

過去の局面との比較

春にも日本勢の外債売りが目立った時期があり、3/29-4/4週に-24,789億円と大きく売り越した後、4/26-5/2週には+24,064億円の買い越しに転じた週もありました。売り越しの縮小がそのまま買い戻しにつながるとは限らず、単週で断定はできません。

短期債は別の動き

  • 海外勢の日本短期債:10/11-10/17週 -22,366億円、今週 -11,817億円と2週連続の売り越し(9/20-9/26週は-32,672億円)。
  • 日本勢の外国短期債:今週+2,353億円の買い越し(前週-1,369億円)。
    短期債は週ごとの振れが大きく、中長期債のトレンドと切り分けて見る必要があります。

両論

  • 前向き: 海外から日本債への資金流入が4週続き、日本勢の外債売りも勢いを失っている。
  • 慎重: 今週の海外勢買いは433億円と急減速し、短期債では売り越しが続いている。

次の注目点

海外勢の日本中長期債の買いが、前週の+14,543億円に近い水準へ戻るか、433億円付近にとどまるかが、次の週次データでの確認点です。

質疑:為替との関係と「買いの定着」をどう見るか

質疑:為替との関係と「買いの定着」をどう見るか

為替との関係を週次データで確認

財務省の資料に添えられたドル円は参考レートで、週ごとの水準です。最近の動きを並べます。

週 海外勢の日本株(億円) ドル円 前週差
9/27-10/3 +21,997 157.81 +0.63
10/4-10/10 +35,455 158.34 +0.53
10/11-10/17 -675 158.00 -0.34
10/18-10/24 +11,809 156.87 -1.13

買い越し週でもドル円が上昇した週(9/27-10/3、10/4-10/10)と下落した週(10/18-10/24)があり、方向感は一定しません。9/13-9/19週は-49,425億円の売り越しでしたが、ドル円は153.71円から156.87円へ上昇しています。

為替の水準感

ドル円は7/19-7/25週の163.71円から9/6-9/12週の153.71円まで10円下がり、その後は156〜158円台で推移しています。今週の156.87円はそのレンジの中ほどに位置します。

解釈の幅

  • 連動を見る立場: 売り越し局面と円高局面が重なる週(9/6-9/12など)もあり、全く無関係とは言い切れない。
  • 連動に否定的な立場: 売買は為替ヘッジや債券・金利など複数の要因に左右され、週次フローだけでは分解できない。

本稿は一次資料の範囲にとどめ、為替見通しは扱いません。

次の確認点

次回の週次データで、海外勢の日本株買いが続くか、日本債の買いが433億円から再び増えるかを確認します。

製作費大公開

製作費大公開

番組制作コスト内訳

カテゴリ モデル 入力Token 出力Token コスト
LLM Claude Opus 5.5 25,113 1,875 ¥22
LLM Claude Sonnet 5.5 41,409 91,092 ¥157
合計 ¥179

為替レート: 1 USD = 157.9 JPY

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※本記事は情報提供のみを目的としています。投資判断はご自身の責任において行ってください。

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