広義マネー7.98%、3年連続の伸び加速 | 2026年6月分 / RBA / Table D3 Monetary Aggregates

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📄 一次資料(出典)
Reserve Bank of Australia
https://www.rba.gov.au/statistics/frequency/fin-agg/2026/fin-agg-0626.html

本記事は「NFC Market Live」の自動解析システムによって最速で作成されたマクロ経済レポートです。(Update: 2026-07-31 10:41)

RBA(豪州準備銀行)が公表した最新の金融集計量(Table D3)を徹底分析。 📊 広義マネー(Broad Money)前年比+7.98%、2024年6月+5.28%から3年連続で伸びが加速し観測期間の最高水準に。 📈 M3(季節調整済)は前月比+0.77%と、5月の+0.35%から明確に再加速。 ⚠️ 一方で…

The Ultimate Summary:広義マネー、3年連続の伸び加速

豪ドル - The Ultimate Summary:広義マネー、3年連続の伸び加速

広義マネーとは

RBAの金融集計量(Table D3)は、現金・銀行預金・非銀行金融機関(NBFI)預金を段階的に積み上げた指標群である。M1は現金と当座性預金、M3はM1に定期性・その他銀行預金を加えたもの、Broad MoneyはM3にNBFI預金を合算した最も広い概念だ。

3年間で見えるトレンド転換

本データが提供する2023年7月以降の期間で計算すると、Broad Money(季節調整値)の前年比伸び率は2024年6月+5.28%から2025年6月+6.57%、2026年6月+7.98%へと一貫して切り上がっている。36ヶ月間で観測できる最高水準であり、単月のノイズではなく複数年にわたる構造的な流れだ。

M3は季節調整済みで前月比+0.77%増(5月は+0.35%増)——今回のデータが示す再加速のシグナル。

強気・弱気、両方の読み方

強気の読み方:銀行部門の預金基盤が拡大しており、信用創造の原資は潤沢で、景気の下支え要因になり得る。
弱気(インフレ警戒)の読み方:マネーサプライの伸びが続けば、中期的な物価再燃リスクの芽となり得る。

また、M1(現金+当座性預金)は2025年6月に前年比+10.50%まで急伸した後、2026年6月には+8.71%へとやや鈍化しており、資金がどの預金カテゴリーに向かっているかという内訳の変化も、今後の分析ポイントとなる。いずれも単一データからの断定はできず、次回7月分データおよびRBAの声明・CPI統計との突き合わせが重要になる。

Broad Money & M3:3年間の加速トレンド

Broad Money & M3:3年間の加速トレンド

M1が「先行指標」である理由

M1は現金と当座性預金という、最も流動性が高く金利感応度の高い資金で構成される。金利低下局面では低利回り資金を保有する機会費用が下がるため、家計・企業がまず動かしやすいのがM1だ。今回のデータでもM1の前年比伸び率は2025年6月に+10.50%まで加速し、Broad MoneyやM3の加速(それぞれ+6.57%、+6.78%)を上回るペースで先行して動いていたことが確認できる。

データの制約

本レポートで参照できる期間は2023年7月から2026年6月までの36ヶ月間に限られる。したがって、パンデミック期の急拡大やその後の縮小局面といった、より長期のトレンドとの比較はできない点に留意したい。

一致と乖離

Broad MoneyとM3の前年比伸び率は3期間ともほぼ一致しており(2024年6月:5.28% vs 5.37%、2025年6月:6.57% vs 6.78%、2026年6月:7.98% vs 7.83%)、NBFI預金部分(Broad MoneyとM3の差分)の規模が相対的に小さいことを裏付ける。

ただし、M1の伸びが2025年6月をピークにやや鈍化している点は、資金循環の勢いが以前ほど強くない可能性を示す一因ともなり得る(レベルC、単一指標に基づく仮説)。

6月の再加速:月次モメンタムの転換

6月の再加速:月次モメンタムの転換

単月の振れか、トレンドの転換か

季節調整済みのMoM伸び率だけを見ると、3月〜5月にかけての鈍化(0.76%→0.67%→0.35%)は一見「マネー拡大ペースの一服」のようにも読める。しかし6月は+0.77%へと反発し、5月の水準を大きく上回った。M1も同時期に0.36%→0.32%→0.43%と鈍化した後、6月に0.84%へ倍増しており、M3・M1の両方で同じタイミングの反発が確認できる点は、単一系列のノイズではなく複数指標が同方向を示すという意味で相応の重みを持つ(レベルB)。

季節調整の限界

季節調整済み系列であっても、四半期末・年度末に伴う一時的な資金移動(企業の決算対応や税務関連の資金繰りなど)が数値に影響を与える可能性は排除できない。6月は豪州の会計年度末(6月30日)にあたり、法人・機関投資家の資金フローが一時的に膨らみやすい時期であることは一般的に知られている。

ただし、この会計年度末要因だけで6月の反発をすべて説明できるかは、本データ単独では判断できない。

次に見るべきポイント

7月分データでM3・M1の伸びが6月の水準を維持するか、あるいは5月以前の鈍化基調に戻るかが、今回の反発の性格を判断する重要な分岐点となる。

預金の中身:流動性への選好シフト

預金の中身:流動性への選好シフト

TD・NTD・ODCDの動き

今回のデータでは、総預金(DMATD)が前月比+1.75%増と大きく伸びた一方、非振替性預金(DMANTD)は+0.08%、その他預金・譲渡性預金等(DMAODCD)は+0.25%とそれぞれ小幅な伸びにとどまった。伸びの大部分は、M1を構成する当座性・振替性の資金に集中している。

前年比で見ると加速自体は本物

非振替性預金の前年比伸び率は、2024年6月+4.22%→2025年6月推計+約5%台→2026年6月+6.32%と、着実に加速している。単月の停滞だけを見て「定期預金離れ」と即断するのは早計であり、年単位ではむしろ緩やかな拡大基調にある。

「一因として考えられる」のは、定期預金金利の低下によって、資金を固定するインセンティブが薄れている可能性である(レベルC、単一月データに基づく仮説)。

両論

流動性選好の高まりは、消費・投資に回りやすい「使える資金」が増えていることを意味し、内需にとってはポジティブに働き得る。一方で、家計・企業が長期の資金固定を避ける動きは、金融機関にとって安定調達源である定期預金の伸び悩みにつながり、資金調達コストの構造にも影響を与えかねない。

NBFIチャネルの縮小:銀行預金との対照

NBFIチャネルの縮小:銀行預金との対照

メモ項目が映す資金フロー

マネーマーケット法人借入(DMAMMB)とその他認可金融機関資産(DMAMOAFI)は、RBAの集計量表におけるメモ的な補助系列である。今回のデータでは、DMAMMBが2026年2月の303.6から6月の278.1まで、5ヶ月のうち4ヶ月で減少し、累計で約8.4%縮小した。

変動の大きさは実は「普通」

DMAMMBはボラティリティの高い系列であり、2024年6月には単月で-15.44%という大きな下落を記録した実績もある。したがって今回の-4.95%という下落幅自体は、過去のレンジ内に収まる動きであり、単独で「異常事態」と断定することはできない。

一方でMOAFIの下落は際立つ

これに対しDMAMOAFI(その他認可金融機関資産)の6月の-6.19%は、本データで参照できる過去35ヶ月間の月次変化の中で最大の下落率である。2026年2月の568.6という直近ピークから、6月には514.3まで約9.6%減少している。

この動きについては「資金が非銀行部門から銀行預金へシフトしている可能性がある」と考えられるが、単月データのみで断定はできない(レベルC)。

両論

銀行の預金調達基盤の強化は銀行セクターにとってポジティブに働き得る一方、NBFI経由の資金仲介チャネルが細ることは、与信の多様性という観点でやや注意すべき変化でもある。

インプリケーション:RBAの政策スタンスと豪ドル

インプリケーション:RBAの政策スタンスと豪ドル

根拠の鎖で見るインプリケーション

チェーン1
『Broad Money(季節調整済)前年比が2024年6月+5.28%→2025年6月+6.57%→2026年6月+7.98%と3年連続加速』→『マネーサプライの趨勢的な伸び加速は、一般に過去の緩和的な政策効果が銀行預金の拡大として累積的に顕在化していることを示唆すると考えられている』→『RBAが物価目標達成を優先する局面では、この流動性拡大ペースが追加緩和を正当化しづらくする一因となり得るため、市場の利下げ期待が後退すれば豪ドルの下支え要因となり得る(一般的なメカニズムに基づく見方であり、本データ単独でRBAの次回判断を断定するものではない)』

チェーン2
『6月の総預金は前月比+1.75%増加した一方、非振替性預金は+0.08%にとどまった』→『これは家計・企業がより流動性の高い当座性預金を選好している可能性を示唆し、定期預金金利低下が一因である可能性が考えられる』→『この動きが続けば緩和的な金融環境への感応度の高まりを意味し、内需刺激を通じた緩やかな物価再燃リスクを市場が意識する場合、長期金利にわずかな上昇圧力がかかる可能性がある(単月データに基づく仮説、レベルC)』

チェーン3
『マネーマーケット法人借入とその他認可金融機関資産がそれぞれ縮小し、後者は過去35ヶ月で最大の下落率を記録』→『資金が非銀行部門から銀行預金へシフトしている可能性を示唆する』→『銀行の預金調達基盤の安定は銀行セクターにとってポジティブとなり得る一方、NBFI経由の信用仲介チャネルの縮小は与信の多様性という点でやや注意すべき変化であり、いずれの読み方も現時点では確定的ではない』

次に見るべきデータ

次回のTable D3(7月分)公表、直近のCPI統計、そしてRBAの金融政策会合の声明文が、今回示された流動性拡大トレンドの持続性を判断する材料となる。

製作費大公開

製作費大公開

番組制作コスト内訳

カテゴリ モデル 入力Token 出力Token コスト
LLM Claude Sonnet 5 30,560 66,523 ¥117
TTS Gemini 2.5 Flash TTS 1,845 8,229 ¥13
TTS Gemini 3.1 Flash TTS 1,487 3,354 ¥11
BGM Lyria 3 Pro 221 25,797 ¥13
X コンテンツ作成 (返信) 4,703 ¥16
X ポスト作成 1,535 ¥7
合計 ¥177

為替レート: 1 USD = 160.6 JPY

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※本記事は情報提供のみを目的としています。投資判断はご自身の責任において行ってください。

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