失業率6.7%に上昇、就業者数は横ばい | 2026年11月6日 / StatCan / カナダ雇用統計

📄 一次資料(出典)
Statistics Canada
https://www150.statcan.gc.ca/n1/daily-quotidien/261106/dq261106a-eng.htm

本記事は「NFC Market Live」の自動解析システムによって最速で作成されたマクロ経済レポートです。(Update: 2026-11-06 22:35)

カナダ雇用統計の最新分析。📊 カナダ統計局(Statistics Canada)が2026年11月6日に公表した10月の労働力調査(LFS)によると、就業者数は4,700人減(0.0%)とほぼ横ばいで、失業率は0.2ポイント上昇の6.7%でした。就業率は0.1ポイント低下の60.5%で、3か月連続の低下です。 📉…

目次

10月の労働力調査:就業者数は横ばい、失業率は6.7%へ上昇

カナダ雇用統計 - 10月の労働力調査:就業者数は横ばい、失業率は6.7%へ上昇

今回の発表の要点

カナダ統計局(Statistics Canada)は2026年11月6日、10月の労働力調査(LFS)を公表しました。調査週は10月11〜17日です。

指標 10月 前月からの変化
就業者数 約2,110万人 4,700人減(0.0%)
失業率 6.7% 0.2ポイント上昇
就業率 60.5% 0.1ポイント低下
平均時給(前年比) 2.2%増(37.89ドル) 9月は2.3%増

「Employment was little changed in October (-4,700; 0.0%) and the employment rate fell 0.1 percentage points to 60.5%.」

強弱のバランス

底堅さを示す材料
– 失業率は前年同月より0.2ポイント低く、今年4月の直近ピーク6.9%も下回っています。
– 25〜54歳の失業率は男性5.8%、女性5.3%でともに変わりませんでした。
– 建設(1万6,000人増)や教育サービス(1万5,000人増)で雇用が増えています。

慎重に見るべき材料
– 就業率は3か月連続で低下し、就業者数は8月(4万2,000人減)、9月(6万8,000人減)に続いて増えていません。
– 失業率は2か月連続の上昇です。上昇の理由として資料が挙げているのは、職探しをする人が3万3,000人(2.2%)増えたことです。

統計上の注意

LFSの標本は約6万5,000世帯です。資料は、68%の信頼水準で統計的に有意な差に絞って分析していると説明し、月次の推計は標本の変動が大きくなりうるとしています。今回の就業者数の4,700人減も「ほぼ横ばい」と表現されています。

次回

次回のLFS(11月分)は2026年12月4日に公表されます。調査週は11月8〜14日です。

雇用の中身:民間は減少、公共は反発、賃金は2.2%増

就業者数の推移

10月の就業者数は4,700人減(0.0%)でした。8月は4万2,000人減(0.2%減)、9月は6万8,000人減(0.3%減)で、減少が続いたあとの横ばいです。一方、直近12か月では1万7,000人増(0.1%増)と、ほぼ変化がありません。就業率はこの12か月で0.3ポイント低下しています。

雇用形態別の動き

区分 10月の変化 前年同月比
民間部門の雇用者 5万3,000人減(0.4%減) 3万5,000人増(0.3%増)
公共部門の雇用者 5万人増(1.1%増) 7万人減(1.5%減)
自営業 ほぼ横ばい 5万2,000人増(1.9%増)

民間部門の減少は2月以来で、公共部門は4か月連続で減っていた(合計14万8,000人、3.2%減)あとの増加です。民間の減少を公共の増加が部分的に相殺した形ですが、公共部門は前年比では依然としてマイナスです。

「The number of private sector employees fell by 53,000 (-0.4%) in October, the first decline since February.」

賃金

平均時給は前年比2.2%増で、37.89ドル(0.83ドル増)でした。9月の2.3%増から伸びがわずかに鈍化しています。この数値は季節調整なしです。

読み方(見立て)

公共部門の増加は4か月連続減少のあとの動きで、単月だけでは公共の雇用が持ち直したとは言い切れません。民間の雇用は前年比ではプラスを保っており、10月の減少が一時的なものかどうかは、今後の数字で確かめる必要があります。なお、フルタイム/パートタイム別と参加率の数字は、今回の資料には記載がありません。

失業率6.7%の中身:職探しの増加と就職率・長期失業

失業率が上がった理由(資料の説明)

失業率は0.2ポイント上昇の6.7%で、2か月連続の上昇です。資料は、職探しをした人が3万3,000人(2.2%)増えたことを挙げています。前年同月比では0.2ポイント低く、4月の直近ピーク6.9%も下回っています。失業者は約150万人です。

就職率・レイオフ率

指標 10月 1年前 2017〜19年平均
就職率(9月の失業者が10月に就業した割合) 18.9% 19.8% 24.6%
レイオフ率 0.7% 0.6% 原文に記載なし
長期失業(27週以上)の割合 23.7% 21.5% 17.2%

レイオフ率はほぼ変わっていません。つまり、解雇が急増しているわけではありません。一方で、失業者が仕事を見つける速度は、コロナ前の平均を大きく下回っています(いずれも季節調整なし)。

長期失業の年齢別

  • 55歳以上:32.7%(1年前は27.9%)
  • 25〜54歳:25.3%(同23.3%)
  • 15〜24歳:15.2%(同14.4%)

「Among the 1.5 million people who were unemployed in October, nearly one-quarter (23.7%) were in long-term unemployment.」

読み方(見立て)

レイオフ率が横ばいで就職率が低いことから、失業率の水準を左右しているのは「解雇の増加」よりも「再就職までに時間がかかること」だと見ています。ただし資料自体はこの因果を説明していないため、あくまで番組の見立てです。複数の指標(就職率・長期失業の割合)が同じ方向を示している点は、傾向として押さえておく価値があります。

年齢層別:若年層の失業率が13.7%へ、25〜54歳は横ばい

年齢層別の失業率(10月)

年齢層 失業率 前月からの変化
15〜24歳 13.7% 0.7ポイント上昇
25〜54歳・男性 5.8% 変わらず
25〜54歳・女性 5.3% 変わらず
55歳以上 5.5% 0.2ポイント上昇

若年層(15〜24歳)

失業率は13.7%へ上昇しました。資料によると、就業者がやや減り、職探しをする若者が増えたことが背景です。それまでの3か月はほとんど動いていませんでした。前年同月比ではほぼ変わりません。季節調整なしの数字では、学生が13.5%、学生でない若者が12.3%です。学校に通う若者の割合は63.3%(1年前は62.2%)でした。若年層の就業率は54.0%で、前月比・前年比ともにほぼ変わっていません。

25〜54歳

男女とも失業率は変わらず、就業者数も安定していました。女性は1年前より0.4ポイント低下し、男性はほぼ変わっていません。

55歳以上

失業率は0.2ポイント上昇の5.5%で、就業者は1万4,000人減(0.3%減)でした。前年比ではほぼ変わりません。

「For those in the core age group (25 to 54 years old), the unemployment rate was unchanged for both men (5.8%) and women (5.3%).」

読み方

今回の失業率の上昇は、若年層と高齢層の動きが主因です。中心年齢層が安定している点は、労働市場の底堅さを示す材料です。ただし若年層の数値は月ごとの振れが大きいため、1か月分だけで傾向を判断するのは避けるべきです(レベルC)。

業種別・州別:卸売・小売が減少、建設と教育は増加。アルバータは悪化

業種別の雇用(10月)

業種 10月の変化 前年同月比
卸売・小売 2万9,000人減(1.0%減) 11万3,000人減(3.7%減)
建設 1万6,000人増(0.9%増) 4万7,000人増(2.9%増)
教育サービス 1万5,000人増(1.0%増) 4万8,000人減(3.0%減)

卸売・小売の前年比の減少は、オンタリオ、ケベック、ブリティッシュコロンビアに集中しています。教育サービスは9月に3万5,000人減(2.2%減)だったため、10月の増加はその一部を取り戻した形です。

州別の動き

  • アルバータ:2万4,000人減(0.9%減)、失業率7.3%(0.9ポイント上昇)。9月に2万3,000人増(0.9%増)だった分を打ち消しました。前年比では4万1,000人増(1.6%増)です。
  • ブリティッシュコロンビア:1万2,000人増(0.4%増)、失業率6.3%。9月は2万人減(0.7%減)でした。
  • ケベック:就業者は横ばいで、失業率は5.7%(0.3ポイント低下)。8〜9月に累計6万8,000人減(1.5%減)でした。前年比では10万6,000人減(2.3%減)です。
  • オンタリオ:就業者は3か月連続でほぼ横ばい。失業率は7.3%(0.3ポイント上昇)で、前年比では0.3ポイント低下です。
  • ニューファンドランド・ラブラドールは2,900人増(1.2%増)、プリンスエドワードアイランドは1,300人減(1.3%減)でした。

「Employment in Alberta fell by 24,000 (-0.9%) in October, offsetting a similar-sized increase in September.」

読み方

アルバータの減少は前月の増加を打ち消す形で、前年比ではプラスです。単月の振れの可能性があり、構造的な悪化とは断定できません(レベルC)。一方、卸売・小売は前年比でも減少が続いており、より継続的な動きといえます。

スポットライト:家計の苦しさが2022年以来初めて上昇、仕事への満足度は60.9%

家計の「やりくりの難しさ」

10月、15歳以上のカナダ人の29.7%が、過去4週間に交通・住居・食料・衣類などの必要な支出をまかなうのが難しかった世帯に暮らしていました。この割合は2022年10月の35.5%から2025年10月の27.7%へ低下していましたが、直近12か月で2.0ポイント上昇しました。2022年以来、初めての上昇です。

都市別(上位15都市圏)
– 高い順:オシャワ38.4%、ウィンザー36.9%、ハミルトン35.9%(いずれも失業率が全国平均を上回る)
– 最も低い:ケベック市15.7%

世帯タイプ別(25〜54歳)
– ひとり親世帯:47.2%
– 子どものいる夫婦:33.0%
– 子どものいない夫婦:27.3%(1年で2.0ポイント上昇)

「After recording a downward trend from October 2022 (35.5%) to October 2025 (27.7%), this proportion rose 2.0 percentage points in the 12 months ending in October 2026.」

仕事への満足度

10月のLFSでは、15〜69歳の就業者に仕事の満足度を0〜10で尋ねました。8〜10と答えた「とても満足」は60.9%で、近年は安定していますが、労働市場が良好だった2023年(62.2%)よりやや低い水準です。

  • 年齢別:15〜24歳57.5%、25〜34歳57.4%、55〜69歳68.9%(最高)
  • 職業別:天然資源・農業関連68.5%、管理職67.4%、販売・サービス職54.3%(最低)
  • 販売・サービス職の平均時給は24.19ドルで、職業大分類の中で最も低い

読み方

家計の苦しさの改善傾向が反転した点は、労働統計の数字だけでは見えにくい生活面の変化です。ただし、資料はその原因を説明していません。満足度が低い職業と賃金が低い職業が重なる点は、資料が示す事実です。

BOC・HMMの視点:失業率6.7%の水準とトレンド、次回の確認点

観測変数としての失業率

Bank of Canadaの隠れマルコフモデル(HMM)の観測変数「カナダ失業率」は、今回6.7%に更新されます。資料に基づく水準とトレンドは次のとおりです。

観点 内容
水準 6.7%(4月のピーク6.9%を下回る)
直近の方向 2か月連続で上昇(0.2ポイント上昇)
前年比 0.2ポイント低下
就業率 60.5%(3か月連続で低下)
賃金(前年比) 2.2%増(9月は2.3%増)
就職率 18.9%(2017〜19年平均は24.6%)

冷却感・過熱感の整理

冷却方向の材料:就業率の3か月連続の低下、失業率の2か月連続の上昇、就職率の低さ、長期失業割合の上昇(23.7%)、賃金の伸びの小幅な鈍化。

底堅さを示す材料:失業率は前年より低くピークも下回る、レイオフ率は0.7%でほぼ変わらず、25〜54歳の失業率は横ばい、建設・教育サービスの雇用増。

見立て(番組の見方)

過熱感を示す材料は見当たらず、全体としては緩やかな冷却方向と底堅さが混在していると見ています。失業率の上昇は「職探しをする人の増加」が理由とされ、解雇の増加(レイオフ率の上昇)が理由ではない点が重要です。ただし、単月の数字であり標本変動も大きいため、傾向と断定できる段階ではありません(レベルC)。

レジーム判断について

今回の資料には、BOCの政策やレジーム(Hawkish/Neutral/Dovish)に関する記述はなく、現在のレジームは原文に記載がありません。したがって、レジームが継続するか変化するかの判断は、この資料単独では行えません。今回の数字は、失業率の観測値を更新する材料と位置づけるのが適切です。

次回の確認点

次回のLFS(11月分)は2026年12月4日に公表されます。調査週は11月8〜14日です。失業率が6.7%から上がるのか、横ばいか、低下するのかに加え、就業率(60.5%)と平均時給の前年比(2.2%)の動きが確認点になります。

製作費大公開

製作費大公開

番組制作コスト内訳

カテゴリ モデル 入力Token 出力Token コスト
LLM Claude Opus 5.5 56,786 2,385 ¥43
LLM Claude Sonnet 5.5 63,437 35,383 ¥76
X ポスト作成 1,942 – ¥5
合計 ¥124

為替レート: 1 USD = 157.8 JPY

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※本記事は情報提供のみを目的としています。投資判断はご自身の責任において行ってください。

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