増益と費用増・資本低下の綱引き | 2026年10月13日 / JPモルガン・チェース / 2026年7-9月期決算

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本記事は「NFC Market Live」の自動解析システムによって最速で作成されたマクロ経済レポートです。(Update: 2026-10-13 21:06)

📊 JPモルガン・チェースの2026年7-9月期決算を解説。 純利益は153億ドル(前年同期比+6%)、希薄化後EPSは5.57ドル(+10%)、管理ベース売上高は509億ドル(+8%)。 📈 CIBの収入は+14%、CCBは+9%、AWMは+14%と全部門が増収。 ⚠️ 一方で費用は+12%、費用率は54%、C…

Ultimate Summary:増益と課題の両面

JPモルガン - Ultimate Summary:増益と課題の両面

決算の位置づけ

今回の7-9月期は、前四半期(4-6月期)に一時的な利益が大きく積み上がった反動で、前期比では純利益が28%減となった。一方、前年同期比では増益を維持している。

5四半期の推移

指標 3Q26 2Q26 1Q26 4Q25 3Q25
純利益(百万ドル) 15,305 21,155 16,494 13,025 14,393
希薄化後EPS(ドル) 5.57 7.70 5.94 4.63 5.07
ROTCE 20% 29% 23% 18% 20%
  • 9か月累計の純利益は529億5400万ドルで前年同期比20%増、EPSは19.20ドルで25%増。
  • 平均希薄化後株式数は26億8300万株で前年同期比3%減。EPSの伸びを押し上げた可能性がある。
  • 1株当たり簿価は132.30ドル(6%増)、有形簿価は112.64ドル(7%増)。

経営陣コメント

「Each line of business performed well.」(Jamie Dimon会長兼CEO)

強気・弱気の両面

  • 強気:全3部門が増収で、ROTCEは前年同期と同じ20%を維持。
  • 弱気:費用の伸びが収入を上回り、CET1比率は前年の14.8%から低下している。

※コンセンサス予想と次期ガイダンスは原文に記載なし。

収益の中身:純利息収入とマーケッツ

収益の中身:純利息収入とマーケッツ

純利息収入の質を分解する

純利息収入は管理ベースで271億ドル(前年同期比13%増)だが、マーケッツ部門の純利息収入が24億1900万ドルと前年同期の6億8000万ドルから約3.6倍に増えた影響が大きい。マーケッツを除くと6%増にとどまる。

サブ指標

項目 3Q26 前年同期比
資産運用手数料 59.0億ドル +15%
カード収入 14.3億ドル +25%
投資銀行手数料 29.6億ドル +13%
取引損益(Principal transactions) 65.2億ドル -8%
  • 純利ざや(管理ベース)は2.48%で前年同期の2.45%、前期の2.40%から上昇。マーケッツを除く純利ざやは3.70%で前年同期の3.73%をやや下回る。
  • Corporateの純利息収入は6億6900万ドルで7億3700万ドル減。原文は低金利の影響と説明している。
  • 投資有価証券損失は6億5800万ドル(前期は3億9500万ドル、前年同期は1億500万ドルの利益)。

見方の違い

  • 強気:ストックの預金・貸出が伸びており、資産運用手数料も2桁増で収益源が分散している。
  • 弱気:マーケッツ由来の純利息が全体の伸びを押し上げており、ex-Marketsの純利ざやは小幅低下。

金利感応度

金利+100bpの収益影響(Earnings-at-Risk)は14億ドルで、前期の18億ドルから縮小した。

CIB:投資銀行とマーケッツ

CIB:投資銀行とマーケッツ

CIBの内訳と時系列

CIBの9か月累計は、収入が709億6600万ドルで前年同期比20%増、純利益は269億6900万ドルで32%増。株式マーケッツの9か月累計は154億6000万ドルで49%増、債券マーケッツは184億9700万ドルで8%増だった。

投資銀行手数料の内訳

項目 3Q26 前期比 前年同期比
助言 12.2億ドル +21% +32%
株式引受 5.6億ドル -32% +7%
債券引受 12.2億ドル -15% +4%
  • 商業銀行収入は34.1億ドルで16%増。うち商業・専門業種は24.6億ドルで21%増、商業不動産は9.5億ドルで6%増。
  • CIBトレーディングVaRは39で前年同期の25から56%上昇しており、リスク量は増えている。
  • 純貸倒償却率は0.14%(前年同期0.43%)、非発生債権は49.7億ドルで8%減。

経営陣コメント

「Markets revenue and IB fees each rose at a mid-teens rate, helped by strong levels of client activity, although activity did moderate somewhat during the quarter.」

見方の違い

  • 強気:助言業務の伸びと決済・融資の拡大で、収益が市場部門以外にも広がっている。
  • 弱気:株式の49%増は特定の好調要因に依存し、前期比では減速。引当金繰入も増加。

次の確認点

投資銀行手数料が30億ドル前後を維持するか、株式・債券マーケッツの収入配分がどう推移するか。

CCBとAWM:消費者・資産運用部門

CCBとAWM:消費者・資産運用部門

CCBの顧客基盤と信用指標

  • アクティブなデジタル顧客は7796万人(5%増)、モバイル顧客は6492万人(7%増)。
  • デビット・クレジットカードの取扱高は5395億ドルで10%増。カード売上高(商業カード除く)は3760億ドルで9%増。
  • 預金マージンは2.78%(前期2.70%、前年2.79%)。
  • カードの30日以上延滞率は1.97%(前年2.14%)、90日以上は0.96%(前年1.07%)と改善。カード残高(期末)は2527億ドルで7%増。

弱めの項目

項目 3Q26 前年同期比
住宅ローン収入 12.2億ドル -3%
住宅ローン組成収入 0.46億ドル -73%
小企業向け平均貸出 178億ドル -6%
小企業向け組成額 7.0億ドル -15%

費用は115億8000万ドルで12%増。マーケティング、テクノロジー、自動車リース減価償却が主因。

「We ranked #1 in U.S. retail deposits for the sixth consecutive year.」(Jamie Dimon)

AWMの内訳

グローバル・プライベートバンクの収入は36.6億ドル(16%増)、資産運用は32.5億ドル(11%増)。税引前利益率は36%、費用率は63%。プライベートバンクのクライアントアドバイザーは4460人で10%増と、人員拡大が費用増の一因となっている。

両面の見方

  • 強気:純流入が大きく、運用資産・顧客資産ともに2桁増。
  • 弱気:AWMは前期比で減益、費用の伸びは収入と同じ14%で利益率の改善余地は限られる。

費用・信用・資本と次の注目点

費用・信用・資本と次の注目点

信用の質:改善と積み上げが併存

  • 貸倒引当金(総額)は319億2900万ドルで前年同期比11%増。カードの引当率は6.16%(前年6.61%)に低下する一方、ホールセールの引当率は1.02%(前年1.08%)。
  • 非発生債権の合計は93億6600万ドルで7%減。ホールセール分は13%減。
  • 純リザーブ積み増しは5億3900万ドルで、主にホールセール。前年同期は8億1000万ドルだった。

CET1比率低下の要因分解(四半期)

項目 金額(百万ドル)
普通株主帰属利益 +15,000
配当 -4,433
自社株買い(純額) -1,004
投資有価証券の未実現損益(AOCI) -7,893

CET1資本は3,041億ドル(前期比1%増)だが、リスク加重資産が2%増え、比率は0.3ポイント低下した。AOCIの有価証券評価損が大きく影響しており、複数の項目が同方向を示すため、資本の増え方が資産拡大に追いついていないことを示唆する。補完的レバレッジ比率は5.5%、外部TLACは5987億ドル。

株主還元

自社株買いは310万株(前期2170万株)で平均取得単価は342.33ドル(前期308.21ドル)。7月1日から新たに最大500億ドルの買い戻し枠が設定された。直近12か月の純還元性向は61%。

「Our capital hierarchy has remained consistent over time…In line with our hierarchy, we reduced share repurchases this quarter.」(Jamie Dimon)

経営陣のマクロ認識

ダイモンCEOは、強い企業投資と消費を認めつつ、大きな財政赤字、粘着的なインフレ、高い資産価格、金利上昇、地政学が水面下で動いていると述べた。

次の確認点

次回決算日は原文に記載なし。費用率が54%から低下するか、CET1比率が13.9%から回復するかを確認したい。

製作費大公開

製作費大公開

番組制作コスト内訳

カテゴリ モデル 入力Token 出力Token コスト
LLM Claude Sonnet 5.5 393,879 55,489 ¥213
TTS Gemini 2.5 Flash TTS 5,480 14,933 ¥24
TTS Gemini 3.1 Flash TTS 1,477 2,836 ¥9
BGM Lyria 3 Pro 187 26,612 ¥13
X コンテンツ作成 (返信) 4,409 – ¥13
X ポスト作成 1,513 – ¥10
X ツイート (URL付) 88 – ¥32
合計 ¥313

為替レート: 1 USD = 158.5 JPY

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※本記事は情報提供のみを目的としています。投資判断はご自身の責任において行ってください。

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